女性はうつ病になりやすい

 現代はストレス社会だといわれており、さまざまなことを我慢しすぎてしまうことがストレスになってうつ病を発症してしまう人が少なくありません。うつ病で悩む人が男性よりも女性に多いといわれている理由は、女性ならではの環境が影響しているといいます。
 子育てや子どもを介した人間関係や仕事、パートナーの実家との付き合いなど、密接な人間関係でのトラブルを抱え込んでしまうのも原因の一つだといわれていますが、それ以外にもホルモンの変化が大きな影響を与えていることが分かっています。女性には生理が起こりますが、これは約1カ月周期でホルモンの分泌量が大きく変化するため、生理前になるとイライラしたりわけもなく泣きたくなったり、便秘や過食、肌荒れなどが起こってしまいます。
 初潮が始まってから約35年間続いていた生理も、45歳前後から徐々に生理が永久的にストップする閉経が訪れます。閉経前から徐々にホルモンの分泌量は減少していき閉経すると分泌量はゼロになってしまうのですが、このホルモンの分泌量の変化は目に見えないストレスとして身体に溜まって行ってしまいます。
 ホルモンを分泌する指令を出しているのは脳の視床下部ですが、視床下部は他にも体温や発汗などをつかさどる自律神経の働きもコントロールしています。うつ病は、ホルモンの分泌量の変化によって溜まったストレスが知らず知らずにうちに視床下部に負担をかけ、過剰に働きすぎたことが原因で起こってしまうのではないかといわれています。